PEARS®プロバイダーコース

Pediatric Emergency Assessment, Recognition, and Stabilization

ペアーズ(PEARS®)は、心停止を食い止めるための急変アセスメントと小児BLSを学ぶプログラムです。

バイタルサインの意味を徹底的に見直し、体系的アプローチ(A-B-C-D-E 評価)から、呼吸不全と循環不全(ショック)の初期症状に気づき、悪化を食い止める安定化を学びます。

AHA-PEARS®プロバイダーコース公募開催予定

日付 開催地 時間 会場 受講料 受付状況
4月13日(土) 大宮 9:00-18:00 RaiBoC Hall 26,400円 締め切り

 

V.N.J.川崎ラーニングセンターで公募開催

京急川崎駅より徒歩3分、JR川崎駅より徒歩5分。新幹線の品川駅や東京駅、羽田空港からも15分~20分で1本でアクセスの川崎会場を中心に公募開催しています。

AHA-PEARS(ペアーズ)プロバイダーコース横浜系-川崎ラーニングセンター:神奈川県川崎市川崎区※京急川崎駅近く、羽田空港、JR新幹線東京駅、品川駅からも1本で。

PEARS® プロバイダーコース概要

生命危機・救急アセスメント

生命危機に対する代償機序を中心とした身体所見を映像教材から学びます。

「どこか様子がおかしい」と思われる実際の患者の動画映像とバイタルサイン情報(モニター画面)から、体の中で起きている状態をアセスメントし、命を脅かす障害の有無と、タイプと重症度・判定する練習を繰り返します。

最後に受講者各自のフィールドに合わせたシミュレーション・トレーニングを行い、学んだアセスメントを現場でどう実践するのかを体験から学びます。

もともとは小児の急変初期対応プログラムですが、近年提唱されるようになった病院内成人の救命の連鎖では、小児と同様、呼吸不全とショックが心停止の主たる原因と言われています。

生命危機の機序を学ぶという点で、小児を専門としない医療者にとっても有益で稀有なプログラムと言えます。

小児 BLS

日本の医療者教育の中では、子どもの救命法はほぼトレーニングされていない現状があります。

おそらく BLS プロバイダーコースが、日本の医療者にとって唯一の小児・乳児 BLS を学ぶ機会かと思われますが、比重的には成人 BLS に埋もれてしまっている部分は否めません。

そこで、子どもの特性を踏まえた小児 BLS に特化して本格的に学べる研修プログラムとして、PEARS® は日本で稀有な存在と言えます。

横浜系 PEARS®

PEARS® プロバイダーコースは日本国内導入の経緯が複雑で、同じ PEARS® であってもトレーニングセンターやインストラクターにより、展開方法や内容が大きく異る現状が生じています。

バイタルネットジャパンでは、日本に PEARS® を持ち込み定着させた初期メンバーらが展開している「横浜系 PEARS®」を継承しています。

横浜系 PEARAS® の特徴は下記ページをご参照ください。

Vital Net JAPANではシミュレーションで定評のある横浜系PEARS(ペアーズ)を神奈川県川崎市で提供しています
横浜系PEARS®公式ページ

内容

  • 蘇生科学と小児心停止と救命のメカニズム
  • 体系的な評価・アセスメント手順
  • 呼吸障害の認識と判定、介入(上気道閉塞、下気道閉塞、肺組織疾患、呼吸調整機能障害)
  • ショックの認識と判定、介入(循環血液量減少性、血液分布異常性)
  • 呼吸停止、徐脈への対応
  • 心停止対応(小児/乳児 BLS+AED)
  • チーム連携
  • シミュレーション・トレーニング

受講対象者

看護師(小児科経験は不要)、救急救命士等

修了試験

実技試験・筆記試験があります。

実技試験は一人法ならびに二人法の成人 BLS と AED スキルのチェック、一人法ならびに二人法の乳児 BLS スキルのチェックを行います。

ビデオベースの筆記試験は、四者択一式32問で、84%以上の正解が必要です。

修了証

本コースの全課程を修了し、筆記試験・実技試験に合格すると、Vital Net Japan AHA-ITC より2年間有効の PEARS® Provider eCard が発行されます。

教材・その他

下記の教材(AHA公式テキスト)は受講生各自でご用意いただきます。
必ず最新の G2015版(下記表紙画像をご確認ください)をひとり1冊ご購入ください。
PEARSプロバイダーマニュアルAHAガイドライン2015準拠日本語版
PEARS プロバイダーマニュアル AHAガイドライン2015準拠 シナジー社刊

 

ポケットマスクの事前準備(購入)は不要です。